俳優・神木隆之介さんが主演を務めることで話題になっている、2023年度前期放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』。
主演の発表に続いて「週刊文春」により、女優の浜辺美波さんがヒロイン役に内定していることが報じられました。
浜辺美波さんは、神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎の妻役を担当するといいます。
この記事では
- 『らんまん』のヒロイン役は浜辺美波!その詳細
- 『らんまん』の相手役・浜辺美波のモデル、寿衛子夫人とは?
- NHKの朝ドラの主演を男性が務めるのは久しぶり!過去の男性主演作品
についてまとめました。
らんまん(朝ドラ)の相手役ヒロインは浜辺美波
俳優・神木隆之介さんが、2023年度前期放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』で主演することが2022年2月2日に発表され、大きな反響を呼ぶ中で、10日発売の週刊誌「週刊文春」は女優・浜辺美波さん(21)がヒロイン役に内定していることを報じました。
週刊文春によると、浜辺美波さんの朝ドラへの起用は主演の神木さんと同様にオーディションなしのキャスティングだったようです。
現在も放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、所属事務所『東宝芸能』の同期で女優の上白石萌音さん(24)がヒロインを務めていましたが、上白石さんはオーディションによって選ばれました。
引用元:文春オンライン
人気女優の登竜門と言われるNHK朝ドラのヒロイン。
様々な作品で大活躍中の浜辺美波さんも、いつか抜擢されるだろうと予想されていました。
浜辺さんは土屋太鳳さん2015年にヒロインを務めた『まれ』にちょい役で出演後、2019年放送の『ピュア! ~一日アイドル署長の事件簿~』、2020年放送の『タリオ 復讐代行の2人』で主演を務めており、NHK内での評価が高かったことで白羽の矢が立ったのかもしれないですね。
引用元:文春オンライン
ここまでで、浜辺美波さんが朝ドラ『らんまん』のヒロイン役に内定したことについて解説しました。
続いては、そんな浜辺さんが演じる役柄やそのモデルについてまとめます。
らんまん(朝ドラ)の相手役・浜辺美波のモデルは寿衛子夫人?
浜辺美波さんは、主演の神木隆之介さんの妻役を演じるとされています。
そのモデルとなる人物は植物学者・牧野富太郎の妻であった寿衛子(すえこ)です。
作品のモデルとなる「日本植物学の父」牧野富太郎の人生は、妻の存在抜きには語れない。家計を顧みず研究に没頭する牧野を陰で支えた糟糠の妻が寿衛子だった。
引用元:ヤフーニュース
『らんまん』のモデル・牧野富太郎を支えた寿衛子とはどんな人だったのか?
それが分かるエピソードを、いくつかご紹介します。
牧野富太郎と妻・寿衛子の出会いは東京の和菓子屋
植物研究のために上京した牧野富太郎は、26歳の時に東京で出会った小澤寿衛子と結婚しました。
牧野博士は明治17年に植物研究のために上京。理科大学(現在の東京大学理学部)の植物学教室に籍を置いて研究に没頭していました。麹町の下宿から本郷の教室への途中に菓子屋があって、そこに美しい娘さんがいたそうです。酒を飲まない牧野博士は菓子が大好物だったらしく、『自然と菓子屋が目につき、この美しい娘を見染めてしまった』と随筆に書いていたといいます
引用元:EXciteエキサイト
和菓子屋で働いていたことをきっかけに、牧野富太郎に見染められた寿衛子。
目を引く美しい女性だったのですね。
可愛くて美しいけれど、落ち着きも感じる浜辺さんにぴったり合いそうです。
ドラマでは、二人の出会いのシーンにも注目です。
借金まみれの夫を支えた寿衛子
今では“日本の植物学の父”と呼ばれる牧野富太郎ですが、給料が安い中でも研究にお金を注ぎ込んだため、当時は借金まみれの生活だったと言います。
それでも夫が研究に専念できるようにと、寿衛子は献身的に彼を支えていたそうです。
子どももたくさん生まれ、食費にも事欠くような暮らしの中で、寿衛子夫人は博士が安心して研究に打ち込めるようにと心を尽くしました。借金の取り立てが来ると家の外に赤旗を立てて博士に知らせ、博士は借金取りが帰って赤旗がなくなるまで外で待っていた、というエピソードもあります。
引用元:練馬わがまち資料館
富太郎は自叙伝で、妻について次のように綴っていました。
私の妻は私のような働きのない主人にも愛想をつかさず、貧乏学者に嫁いできたのを因果だと思ってあきらめてか、嫁に来たての若い頃から芝居も見たいともいわず、流行の帯一本欲しいといわず、女らしい要求一切を放って、陰になり陽になって絶えず自分の力となって尽してくれた。
引用元:牧野富太郎自叙伝
富太郎と寿衛子の間には13人もの子どもが生まれ、その内の7人(3男4女)が成長しました。
富太郎は研究一筋だったため、寿衛子は家事や子育てに大忙しだったことでしょう。
またお金の面でも苦労し、それでも自由奔放な夫を支え続けたのは、本当に凄いことですね。
先立った寿衛子に向け、牧野富太郎は新種のササに「スエコザサ」と命名
富太郎は65歳の時、理学博士の学位を得ました。
そうしてようやく努力が報われるというタイミングで、寿衛子夫人は55歳でこの世を去ってしまいます。
富太郎は最愛の夫人をしのんで、前年に発見していた新種のササに「スエコザサ(学名:ササエラ・スエコアナ・マキノ)」と名づけました。
夫人の墓は、東京都台東区谷中の天王寺に博士の墓とともにあります。
墓碑には富太郎の俳句が二句、愛した夫人へ向けて深く刻まれています。
家守りし妻の恵みやわが学び
世の中のあらん限りやスエコ笹
引用元:練馬わがまち資料館
地位や名声に全く興味がなく、植物のことばかり考えていたイメージの牧野富太郎。
しかし、子どもの頃から「植物を愛する」という想いにただ真っすぐであり続け、妻に対しても植物を通して愛情を伝えるような彼だったからこそ、寿衛子夫人も彼に尽くし愛し続けることができたのかもしれません。
らんまん(朝ドラ)のヒロイン相手役は浜辺美波で男性主演は久しぶり
主役は“ヒロイン”というイメージが強いNHKの連続テレビ小説ですが、『らんまん』の主演は神木隆之介さんです。
男性を主人公に据えるのは、2020年前期の『エール』以来で、連続テレビ小説が始まってから12作目になります。
2020年以降だと『マッサン』『エール』に続いて3作目です。
- 2014年後期『マッサン』主演:玉山鉄二さん 日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝と妻リタがモデル
- 2020年前期『エール』主演:窪田正孝 作曲家古関裕而がモデル
- 2023年前期『らんまん』主演:神木隆之介 植物学者の牧野富太郎がモデル
どの作品も、日本に大きな影響を与えたモデルとなる男性が実在しています。
ちなみに、1961年にスタートしたNHKの連続テレビ小説ですが、その記念すべき第1作目『娘と私』の主人公は男性でした!
昭和36年度
引用元:NHKアーカイブ
第1作「娘と私」全250回
あらすじ
昭和初期から戦後、フランス人の先妻との間に生まれた一人娘、麻理(北城由紀子)が結婚するまでを見守る「私」(北沢彪)の自叙伝。麻理の幼少時代(小林美七子)、少女時代(北林早苗)の成長を通して、芸術を仕事とする「私」の葛藤や娘との関係性、新しく迎えた妻・千鶴子(加藤道子)とのすれ違いなどを丹念に描いている。
今では1年を前期と後期に分け2作品が放送されるのが定番のNHKの朝ドラですが、1961年~1974年は1年を通して1作品を平日毎朝放送していたそうですよ。
男性が主演の朝ドラは、その奥さんも主人公を支える重要な人物になることが多いですよね!
また、神木隆之介さんが朝ドラに出演するのは、2007年放送の『どんど晴れ』で演じた、朝倉智也以来です。
まとめ
- 『らんまん』のヒロイン役に浜辺美波が内定していると、「週刊文春」が報じた。
- 『らんまん』で浜辺美波は、主演の神木隆之介の妻役を演じるとされており、そのモデルは植物学者の牧野富太郎の妻・寿衛子である。
- 寿衛子夫人は、植物学に没頭し借金も抱えた富太郎を支え続け、そんな妻に対し富太郎は感謝をしていた。
- NHKの朝ドラの主演を男性が務めるのは2020年前期の『エール』以来3年ぶりで、朝ドラが始まってからは12作目になる。
今をときめく人気女優の浜辺美波さんと、同じく人気俳優の神木隆之介さんが夫婦を演じる姿がとても楽しみですね。
また、実話を元にしたフィクションであるため、この記事でもご紹介した牧野富太郎と寿衛子夫人の素敵なエピソードもストーリーに組み込まれるのではと今から期待大です♪
他の出演者についてなど、今後の『らんまん』に関する新しい情報からも目が離せません!
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
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